「朝、手が握りにくい。」 「指の関節が痛むけど、どうせ更年期でしょ……」
そう思って、何か月も我慢していませんか?
40〜50代の女性に多いこの症状。実は、関節リウマチ(RA)の発症がもっとも集中する年代と完全に重なっています。
「年齢のせい」「更年期のせい」と自己判断してしまうと、その間にも関節の変形が少しずつ進んでいることがあります。早期に正しく見極めることが、将来の手の健康を大きく左右します。
なぜ更年期に「手のこわばり」が起きるのか
更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少します。エストロゲンには関節の炎症を抑える働きがあるため、これが減ることで**「更年期性関節痛」**と呼ばれる、指の痛みやこわばりが起こりやすくなります。
「ああ、これが更年期症状か」と感じるのは自然なことです。 でも、同じように見える症状でも、関節リウマチとはまったく異なる病気です。
専門医が「ここを見る」——リウマチを疑うサイン
当院では、リウマチ専門医による丁寧な問診・触診と、高精度な血液検査を組み合わせて診断を行っています。特に以下の3点は、受診の目安として覚えておいてください。
① 朝のこわばりが1時間以上続く
更年期によるこわばりは、動かし始めると数分〜15分程度で楽になることがほとんどです。一方、関節リウマチでは朝のこわばりが1時間以上続くのが典型的な特徴です。「朝の支度が終わっても、まだ手が動かしにくい」という方は要注意です。
② 左右対称の関節に、やわらかい腫れがある
リウマチは免疫の異常によって起こるため、左右の同じ関節に同時に症状が出やすい傾向があります。指の第二関節や付け根がぶよぶよと腫れている場合は、リウマチの強いサインです。
当院では、専門医が一つひとつの関節を丁寧に触診し、わずかな腫れも見逃さないように診察しています。
③ 血液検査(抗CCP抗体)で炎症の正体を見極める
一般的なリウマチ因子(RF)の検査だけでなく、**より精度の高い「抗CCP抗体」**の測定を行います。これにより、初期段階のリウマチでも高い確率で診断が可能です。炎症の程度を示すCRPや血沈の数値もあわせて確認し、更年期症状との判別を丁寧に行います。
「受診するほどでもないかな」と思っているあなたへ
リウマチは、早く見つけるほど治療の選択肢が広がる病気です。最近では薬の進歩も目覚ましく、早期に適切な治療を始めれば、関節の変形を抑えて日常生活をほぼ普通に送れるケースが多くなっています。
反対に、「様子を見ていたら指が変形してしまった」という方が今も少なくありません。
「大げさかな」と思わなくていいです。 気になる症状があれば、ぜひ一度、リウマチ専門医に相談してください。
河内山本駅から徒歩3分。
さくらリウマチ内科クリニックは、近鉄河内山本駅から徒歩3分、八尾市山本町にある地域密着型のリウマチ・内科クリニックです。
八尾市・東大阪市・柏原市など中河内エリアにお住まいの方が、大きな病院に行くほどではないかも……という悩みを気軽に相談できる場所を目指しています。
予約不要・診察時間内にそのままご来院いただけます。
手の症状が気になり始めたら、どうぞお気軽にご相談ください。
